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日本の中高生の英語力

日本の中高生の英語力

2016/02/05

 文科省によれば、今の日本の中3生の8割近くが「聞く能力」において英検3級程度にも達していないそうです。(2月3日版朝日新聞などによる)
 以前から何回もこのブログに書いてきたのでいまさらですが、”なぜ日本の中高生の英語力は上がらないのでしょう?”
 結論めいて言えば「本当に英語力を欲している人がいないから。」ではないでしょうか。
入試にあるから仕方なくやっているだけで、本気でやる気はないからではないでしょうか?
それは教わるほうだけでなく、教えるほうも同様だからではないのか?と、思えます。
 私自身の経験をお伝えすれば、若い時に米国の西海岸から東海岸まで一人で旅行した時のことを思い出します。(遙か昔のことですが)
 移動はキャンピング・カーで4日半かけてのものでした。一緒にいたのはイギリス人一人を含む5人のアメリカ人の若者とおじさんひとりと車の持ち主のおばさんと私の計8人だった。彼らの英語も一人一人全く違っていたのですが、行く先々でいろいろな人種による異なる英語発音に出くわし、毎回必死で相手の言うことを聞き取ろうとしました。道を聞いて聞き落せば、行きたいところへも行けないのですから、それこそ必死です。一か月半後に日本に帰ってきた時には体重が3キロも減っていました。(この辺は塾生に良く話したので”ああ、あの話”と思う人もいるでしょね---)
 どうしても必要だから必死にやるという事をこの時に体で覚えられた、と思います。その苦労の代りに、いろいろな人に会えてコミュニケーションが出来たし、いろいろな風景、街、通り、空気を感じられたことは何物にも代え難いものであった。やはり外国語が使えてよかったー、使えて楽しー、のです。でも彼らの話し方はめちゃくちゃ速かった。こちらが英語が話せるとわかっているので、それこそ情け容赦なく速かったのでした。
 塾や勉強には何の関係もない話で申し訳ない。
 
 話を戻せば、フレックスでは中1,2で週1回のリスニングクラスを置いています。この時期が「英語の聞く力、話す力を付けるのに適切な時期」だと思うからです。その結果の例として今年の中3塾生のうち受けていない生徒も含めて83%が英検3級に合格していて、受験者のうち95%が合格しています。準2級取得者は3名受験で全員合格しています。これは特に英検の準備に時間を費やしたわけではなく(中3生にそんなに多くの余計な時間はありませんから)、普段の受験勉強に少し+αの知識を教えるだけです。それでもこのくらいには結果は出るのです。もっと多くの時間が取れればよいのですが、進学塾ではこのくらいが時間的に限度かと思います。
 しかし恐らく、この少しの努力が大人になっても大きなアドヴァンテージになると確信します。
この時期にしかできないことです。
 卒業生の中には、海外勤務する者もいて、久しぶりに会って話をすると「先生に習った英語でいきなりの海外勤務をこなすことができました。」という話をしてくれます。(半分はお世辞なのでしょうが)
 さらに、初期の教え子たちはもう40歳代も後半になっていて、大学の教授になって私よりも遙かに英語に熟達した者もいます。その子たちが時々訪問してくれて、昔話に花が咲くこともあって「あー、もうこんなに長くやってきたのだなー」と、思うことが増えてきました。でも、彼らの活躍は嬉しいものです。
 
 

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