中学校の宿題について
2021/10/22
過剰な宿題は逆効果では
現在の中学校の宿題について
最近ある中学2年生から「先生、宿題の量をたくさんは出さないでください。」と強い口調で言われました。その生徒はまじめで成績も上位なので意外でした。
私の出す宿題の量は大したことはありません。普段は大体10分程度で終わる量なのです。生徒の学力にもよりますが。で、その日の宿題は15~20分くらいで終わる目安の量でした。
その生徒の理由としては「学校の宿題がハンパなく(恐らく数十頁)多い。」ということなのです。その宿題は期限までに提出しないといけなくて、内申点に響くと脅されるのです。
なぜ、学校はそんなにたくさんの宿題を出すのかというと、基礎力をつけるという名目と、もしかして塾に行かない生徒も十分に学習ができるようにという意味があるのかもしれません。
でも、飽きてしますほどの量の演習は逆効果なのではないでしょうか。それよりもできない問題の急所の解き方を具体的に教えるとか、またはできない所の質問に答えてあげる方が、大きな成果が出るのではと思います。
その方が生徒も集中するように思うし、無駄の時間が減って喜ぶのではないでしょうか。すべての学校、すべての先生という訳ではないのでしょうが、現在の中学校の方針に首をかしげざるを得ない部分です。